格安SIMのサイズは3種類ある|nano SIMを選べば間違いない
実は格安SIMカードのサイズは3種類あるんです。
「よし!料金が安くなるから格安スマホにしよう!」と決めて、いざ届いたときに「あれっ?全然サイズが合わへん・・・」なんてことがないように、今からチェックしていきましょう。
まず、SIMカードとはスマホやタブレット、ガラケーなどに入っている小さなICカードのことです。
このSIMカードを端末に入れることで、電話やネットが使えるという仕組みになっています。
「ドコモとかauで契約したときはSIMカードなんて挿したことないぞ?」と思うかもしれませんね。


受付のお姉さんがあんたに変わって挿してくれてるんやで。
格安スマホの場合は、SIMカードを端末に挿すのは受付のお姉さんではなく、あなた自身ということですね。
その手間をかけるだけで、月々4,000円から6,000円もスマホ代が安くなるんですから、変えたほうがオトクですよね^^

実際私もソフトバンクから格安スマホに変えたら、月々8,000円だったのが2,000円(※)になって6,000円も節約できています。
※正確には1,800円〜2,000円の間くらいです。
★SIMカードのサイズは3種類ある★
SIMカードのサイズは、
「標準SIM」
「micro(マイクロ)SIM」
「 nano(ナノ)SIM」
の3種類です。

端末によって、使えるSIMカードサイズが違うので要注意です。
ちなみにSIMカードのサイズは標準規格化されているため、どの会社のSIMカードを購入しても形状はまったく同じです。
たとえば、micro SIM対応端末ならどこのMVNO会社からmicro SIMを購入しようがサイズは合致するということです。
SIMカードサイズ3種類の特徴
標準SIM
ガラケーやiPhone 3G・3GS、初期の3G対応スマートフォンで利用されており、現在はほとんど使われていません。
microSIM
iPhone 4 / 4Sや2012〜2014年頃のAndroidスマートフォンに多く利用されています。
2〜3年前の格安スマホや現在はガラケー(ガラホ)などに採用されています。
nanoSIM
iPhone 5以降のiPhoneや2014年冬以降のAndroidスマートフォンで利用されています。
現在販売中のスマホはこのサイズが主流です。
結局、SIMカードはどれを選べばいいの?
どのSIMカードを選べばいいか迷ったら、【 nano SIM 】を選んでおけば間違いありません。
今後発売される新機種の端末は、nano SIM対応の製品が増えることが予想されるからです。

もし仮に、あなたが欲しい端末がmicro SIMや標準SIM対応だったとしても【 アダプター 】を使えば簡単にサイズ変更が可能なんです。
SIMカードに対しては、「小は大を兼ねる」んですね。
しかし、microSIMを購入してnanoSIMとして使いたい場合(大→小)は、SIMカッターを使って物理的にカットする必要があります。
アダプターをつけるだけと違って、物理的にカットするため、失敗する可能性もあります。
失敗例としては、


などがあります。
しかも最悪、端末が故障するというリスクもあるのでオススメできません。
さらに、SIMカードをカットするとMVNO会社から【SIM損害金】を請求される可能性もあります。
SIM損害金が請求される可能性があるMVNO一覧
楽天モバイル
SIMカッターを使った場合、損害金を請求される場合がある(担当者判断)。
金額は一律最大3,000円の損害金。
LINEモバイル
SIMカッターを使った場合、3,000円の損害金を請求される場合がある。
U-mobile
SIMカッターでサイズ変更した場合、2,000円の損害金が発生する。
ロケットモバイル
SIMカットした場合は、損害金として3,000円が請求される場合がある。

【一番安全】SIMカードサイズを間違えて購入してしまった場合はサイズ変更を申し込む


それやったら【サイズ変更】を申し込むんやな。
まあ、交換手数料はかかるけど。
もしあなたがサイズを間違えてSIMカードを購入した場合でも、サイズ変更を申し込めば交換できます。
交換する場合SIMカード再発行手数料(2,000〜3,000円)を取られますが、一番安全でリスクが少ない方法です。
SIIMカッターを使うことによる破損や変換アダプターを使ってSIMカードを挿したら抜けなくなったというリスクがないからです。
主なMVNO会社のSIMカード再発行手数料
それでは実際どれくらいの再発行手数料を取られるのかを見ていきます。
MVNO会社 | 再発行手数料 |
UQモバイル | 3,000円 |
LINEモバイル | 3,000円 |
BIGLOBEモバイル | 3,000円 |
IIJmio | 2,000円 |
楽天モバイル | 3,000円 |
そして、古いSIMカードは返却する必要があり(ドコモ回線の場合)、返送料は自己負担なので、間違えて申し込むとお金がかかってしょうがないです。
さらに、交換中は不通期間(使えなくなる期間)が通常、2日間(北海道、沖縄、九州は3日間)程度発生するので、不便極まりなくなります。
必ずSIMサイズをよーくチェックして購入するようにしましょう。

欲しい端末がどのSIMサイズなのかチェックする方法
あなたにめぼしい端末があって、それを格安SIMとして使いたい(料金を安くしたい)場合は、その端末がどのSIMサイズに適応するかをチェックします。
その方法は、「端末名+SIMサイズ」で検索すればすぐに分かります。

利用中のスマホがどのサイズのSIMなのかをチェックする方法
今使っている端末を格安SIMを挿して使いたいという場合もあると思います。
あなたが利用しているスマホがどのサイズのSIMなのかをチェックします。
Androidの場合
利用しているスマホがAndroidの場合は、以下の2通りで型番をチェックできます。
1.スマホ本体の前面や裏面に型番が記載されている場合はそこをチェック
2.「設定」アプリを開く→「端末情報」→「モデル番号」をチェック
※モデル番号がスマホの型番になります。
その後、MVNO各社のHPの「動作確認済み端末」をチェックし、型番で絞り込んでSIMカードのサイズを確認します。
他には、ネットで「型番+SIMサイズ」と検索すると、SIMサイズが一発で分かります。
iphoneの場合
iphoneの裏面を見て、【Model】横の英数字を確認します。
ちょっと見づらいですが、以下の図を参考に見つけてみてください。
↓拡大すると
見づらいですが、【Model A1429】と書かれています。
つまり、私のiphoneは【iphone5】で、SIMカードは【nano SIM】ということが分かりますね。
iphoneのモデル | 本体裏面の【Model】横の英数字 | SIMカードのサイズ |
iPhone 4 |
A1349 |
micro-SIM |
iPhone 4s |
A1431 |
micro-SIM |
iPhone 5 |
A1428 |
nano-SIM |
iPhone 5c |
A1456 |
nano-SIM |
iPhone 5s |
A1453 |
nano-SIM |
iPhone 6 |
A1549 |
nano-SIM |
iPhone 6 Plus |
A1522 |
nano-SIM |
iPhone 6s |
A1633 |
nano-SIM |
iPhone 6s Plus |
A1634 |
nano-SIM |
iPhone 7 |
A1779 |
nano-SIM |
iPhone 7 Plus |
A1785 |
nano-SIM |
iPhone 8 |
A1906 |
nano-SIM |
iPhone X |
A1902 |
nano-SIM |
格安SIMが使えるiPhone
モデルとSIMカードサイズが分かれば、どんなiphoneでも使えるわけではありません。


格安SIMが使えるiPhoneを以下に紹介しておくわ。
格安SIMが使えるiphone
・ドコモのiPhone
・auのiPhone5s以上
・ソフトバンクのiPhone5以上
・Appleストアで購入したSIMフリーのiPhone5s以上
上記の4つです。
詳細は契約したいMVNO会社の動作確認端末にて確認してください。
まとめ|SIMサイズは絶対に間違えないようにしよう
SIMカードサイズは適当に選んでしまうとあとで大きく後悔することになるということが分かっていただけたと思います。
・SIMカードにはサイズが3種類ある
・SIMサイズで迷ったらnano SIMを購入しておけば間違いない
・間違って購入してしまい交換すると、2,000〜3,000円も取られてしまう。
・端末のSIMサイズをチェックするには、「端末名+SIMサイズ」で分かる
・格安SIMで使えるiPhoneと使えないiPhoneがある
しっかりとチェックすればSIMIサイズを間違えることはありません。
面倒くさがらずに調べることがサイズ間違いをしないための秘訣です。
ちょっと調べることで、再発行手数料やスマホの不通期間を食らうことなく、スムーズに格安スマホデビューできます。
格安スマホにして浮いたお金で家族旅行なんかに連れて行ったりできれば、あなたの株はグンと上がりますね。
