【格安SIMが遅い】理由|ネット閲覧速度が速いMVNOを大公開!
「格安SIMにしたらネットが遅くなった」
「格安SIMは本当に使えない!」
などという声もチラホラ聞きます。
ただし、それはMVNOの選び方が間違っているだけで、大手キャリアのようにネット回線が速いMVNOも存在します!
今回は、格安SIMが遅い理由を踏まえて、数あるMVNOの中でネット回線速度が速い会社をご紹介していきます。
格安SIMは【使い物にならない】?
よく、「格安SIMは使いものにならない」と言われたりします。
その原因のほとんどが「ネット速度が遅いこと」です。
現在大手キャリアを使っていて、「料金が高すぎるから安くしたい」という理由で格安SIMに乗り換える人がほとんどなわけです。
当然、各MVNO(格安スマホ会社)は大手キャリアから回線を借りて運営している身なので、大手キャリアのような速度を提供できないんですね。
格安SIMに乗り換えてくる人も「ネット速度は今までと変わらないだろう」というぐらいで乗り換えてくるので、どうしても大手キャリアの速度と比較してしまうんです。
もちろん格安SIMによって、借りている設備の容量や利用者数に違いがあるので、借りている設備の容量が多い&利用者数が少なければ、必然的にネットの速度は速くなります。
なので、【格安SIMは使い物にならない】と一蹴してしまうのではなく、格安SIMの中でも大手キャリアと変わらないような速度を提供しているMVNO選びが大切です。
※ネットの閲覧速度が速いMVNOはこの記事の後のほうでご紹介しています。
そうすれば、大手キャリアと比べて料金は圧倒的に安くなるし、ネット速度も今までと同じで快適に使えるという、素敵なスマホライフが楽しめます。
格安SIMの速度は遅いって本当?
やはり、大手キャリアに比べると遅いと感じる方が多いですね。
私は楽天モバイルを使っていますが、正直遅く感じたことはありません^^
もっとも私が「スマホなんて、電話とLINEとメール、空いた時間にネットを見る程度しか使わないし」という人間だからかもしれません。笑
一方で、docomoから格安SIMにしたのに、「ネットの速度が遅すぎて使いものにならん!」と苛立ってしまう人も多いのが現状です。
ただし、格安SIMを提供するMVNOの中には料金は普通に安いのに、ネットの速度は相当速いところもあります^^
なので、「料金が安くても遅いんじゃな・・・」と思う方は、ネット速度が速いMVNOを選んでみましょう。
※ネット速度が速いMVNOはこの記事の後のほうでご紹介しています。
格安スマホが遅いと言われる理由
格安SIMを提供する会社は、docomoやau、ソフトバンクの大手キャリア回線の一部を借りて通信サービスを提供しています。
あくまで大手キャリアから回線をお借りしている身なので、大手キャリアと比べると通信品質に差が出てきます。
特に速度が遅いと感じやすい時間帯が昼(12〜13時)です。
格安SIMは、全部の回線を借り切っているわけではなく、一部の回線を借りているだけなので、アクセスが集中する時間帯になると、どうしても通信速度が遅くなってしまうんです。
確かに大手キャリアと比較すると遅いわけですが、MVNOによって速度の速いところを選べば快適に使えますよ。
格安スマホの通信速度【Mbps】ってなぁに?
まず、ネットの速さを示す数値で、【Mbps】というものがあります。
これを知らずして、ネットの速度が速いのか遅いのかは判断できませんので、ここでおさらいしておきましょう。
Mbpsとは、Mega bit per second[Mega bit/秒]を表しています。
※1秒間に何メガビットのデータを転送できるかを表す単位。
8ビット=1バイト
8Mbpsは1MB、100Mbpsは12.5MBとなります。
※「Mbps」で表示される速度を【8】で割れば「MB」に変換できる。
たとえば、1Mbpsの速度で1分(60秒)の動画を見た場合のデータ消費量は、
1Mbps÷8バイト=0.125MB
0.125MB×60秒=7.5MB
つまり、1分の動画を1Mbpsの速度で見た場合、データ容量を7.5MB消費するという計算です。
それでは、具体的にYoutubeを例にとって解説していきます。
まず、Youtubeは画質によって必要な通信速度が違ってきます。
なので、あなたがいつも見ている画質はどれくらいの通信速度があれば、快適に見れるのかを一覧にしてみました。
画質 | 必要な通信速度 |
144p(最低画質) | 120kbps〜215kbps(平均180kbps) |
240p(低画質) | 235kbps〜350kbps(平均270kbps) |
360p(普通画質) | 330kbps〜680kbps(平均530kbps) |
480p(高画質) | 700kbps〜1.2Mbps(平均800kbps) |
720p(超高画質) | 1.4Mbps〜2.0Mbps(平均1.8Mbps) |
1080p(超絶画質) | 2.4Mbps〜3.8Mbps(平均3.0Mbps) |
超絶画質の1080pの動画を1分間見た場合のデータ消費量は何MB?
たとえば、Youtubeの超絶画質1080pの動画を1分間見た場合のデータ消費量はどれくらいになるか計算してみましょう。
(平均3Mbpsとして計算)
3Mbps÷8バイト=0.375MB/秒
0.375MB×60秒=22.5MB/分
もし1時間の動画だとしたら、
22.5MB×60分=1350MB/時
1000MBは1GBなので、
1000MB=1GB
1350MB÷1000MB=1.35GB/時
1時間で1.35GBものデータ容量を使ってしまうことになります。
ここで重要なのは、【超絶画質】のYoutubeを見る場合でも、最低3Mbpsの通信速度があれば、途中で動画が止まったり、カクカクしたりせず、快適に見れるということです。
格安SIMの通信速度(Mbps)の目安はどれくらい?
メールやLINEなどのSNSだけなら128Kbps〜200Kbpsで十分利用可能です。
また、WEBサイトを閲覧するなら500Kbps程度が必要で、動画を見たり、ゲームアプリをスムーズに動かしたい、などどんなサイトであろうとスムーズに使いたい場合は、最低速度が3Mbpsを超えるようなMVNO選びが大事になってきます。
格安SIMの速度が安定しているMVNO
それでは、実際に格安SIMの速度が安定しているMVNOを見ていきましょう。
まず、この【安定している】というのは、
「ネットに繋がりやすい」
「動画はカクカク止まらず、再生されるのか」
この2つを基準にして考えていきます。
通信速度が安定している格安SIMはこの3社
auの回線を使用しており、回線速度も速くdocomoやauなど大手キャリアと比べても遜色なく利用できます。
格安SIMの最大の弱点である、昼間の通信速度の低下もなく、快適に利用できるのがいいですよね^^
Y!mobileは格安SIMを提供している会社ですが、ソフトバンクが運営元なので、回線を借りておらず、自社の回線(ソフトバンク)を利用してサービスを提供しています。
だからこそ、大手キャリアのように通信速度が速くて安定しています。
もちろん、昼時の混雑している時間帯でも安定した速度を維持してくれます。
老舗MVNO業者のIIJmioはMVNOシェア2位で、イオンモバイルなど他の格安SIM業者に回線を又貸ししている事業者です。
それだけあって、格安SIMの中での通信速度は常に安定していて、速度も十分速いです。
回線が混雑する時間帯であってもある程度の速度で通信できますし、料金もリーズナブルで魅力的なので「速さも料金もどっちも譲れない!」という方にはぴったりなMVNOです。
格安SIMの速度でストレスを感じないレベル
では、格安SIMでネットを閲覧するときに、ストレスを感じない通信速度をみていきます。
今では、ライブやコンサートのチケットを取るのにネット申し込みが一般的になっていますよね。
それなのに、ネットの速度が遅かったらどうでしょうか?
・チケットセンターの表示が遅いとストレスを感じる
・人気アーティストなどのチケット争奪戦で、速度が遅くて「チケットが取れなかった」なんてことになったら「もう絶対に格安SIMは使わない」
また、アプリを使ったときの読み込みが遅かったり、ネット検索をしたいのにWEBページの読み込みが遅いならストレスを感じますよね。
大手キャリアのユーザーならこのような速度が遅い経験をしたことがないと思います。
ですが、格安スマホにするとこのようなストレスを感じる可能性もあるんです。
せっかく料金が安くなったのに、速度が遅すぎてストレスになってしまってはメリットをすべて潰してしまうので、MVNO会社選びは慎重に^^
格安SIMでストレスを感じない速度は最低どれくらい必要?
広告などでは、【最高速度】を売りにしているところが多いですが、ネットを見るのに時間がかかったり、動画を見ていて途中で止まるなどのストレスの原因になるのは【最低速度】なんです。
Web閲覧や動画再生を快適に利用できる速度は【4Mbps】と言われています。
この4Mbpsを下回らない速度を維持すると、どれだけのサービスがストレスレスで利用できるかを見ていきます。
Youtubeなどの動画が止まらず、スムーズに見れる
Youtubeの動画は4Mbpsあれば十分観れます。
といっても4K動画は厳しいですが、HD動画であればストレスなく鑑賞できますよ。
ここ最近、動画サービスを利用するユーザーが増えているので、最低速度が4Mbpsあれば、快適に観ることができます。
Webページを瞬時に表示できる
最低速度が4Mbpsあれば、どんなページを閲覧しても10秒かからず表示できます。
Google、Yahooのトップページなどであれば一瞬に表示できちゃいます。
アプリもスムーズにダウンロードできる
アプリのダウンロードも4Mbpsあれば、1分間で30MBのファイルをダウンロードすることができます。
【「Mbps」で表示される速度を【8】で割れば「MB」に変換できる】
この公式に当てはめると、
4Mbps÷8=0.5MB/秒
0.5MB×60秒=30MB
アプリのアップデートも同様にスムーズに行えます。
最低速度が4Mbps以上あり、ストレスレスな格安SIM(MVNO)
それでは、最低速度が4Mbpsあればストレスなくネットやアプリができることがわかったところで、4Mbps以上の最低速度が出るMVNOをご紹介します。
nuroモバイル(ドコモ回線)
最低速度が5.30Mbpsあり、しかも速度が安定していて平均速度も10.53Mbpsと十分すぎる速さを提供してくれるのがnuroモバイルです。
基本料金も通話SIM(データ容量2GB:Sプラン)で月額1,400円(税抜)と回線速度が速いのに料金も安いので非常に良心的なMVNOです。
データ容量が最大のLプラン(13GB)も通話付き月額3,400円(税抜)で使えます。
いくら安くてもネットが遅いんじゃ意味がない!という方におすすめのMVNOです^^
平均速度 | |||
10.53Mbps | |||
最高速度 | 最低速度 | ||
16.60Mbps | 5.30Mbps |
b-mobile S
ソフトバンク回線を借りているMVNO(格安スマホ会社)です。
最低速度は、33.56Mbpsと【最低速度】なのにめちゃくちゃ速いです。
どうしてこれほど速い速度を提供できるのかというと、ソフトバンク回線の格安SIMは、
提供からまだ日が浅いこともあって、ユーザー数が少ないです。
ユーザが少ないということは、回線に余裕があるため回線速度がズバ抜けて速くなるわけです。
平均速度も49.42Mbpsと常に速いのが嬉しいですね^^
平均速度 | |||
49.42Mbps | |||
最高速度 | 最低速度 | ||
69.96Mbps | 33.56Mbps |
肝心の料金はというと、
通話SIM(データ容量3GB)は月額1,980円(税抜)
通話SIM(データ使い放題)は月額2,780円(税抜)
と料金も手ごろでネットが高速で使えるメリットを最大限に受け取れるMVNOですね^^